Breadcrumb navigation

注力領域
NEC Bioは、先進的なAI技術を駆使してゲノムレベルで疾患を解析し、がんや感染症の闘いに取り組んでいます。
オンコロジー
個別化がんワクチン
がんワクチンは、病気の発症を予防するための「予防ワクチン」とは異なり、がんを治療するために、患者の免疫システムを刺激する「治療ワクチン」です。NEC Bioでは、AIを活用し、がん細胞の情報をゲノムレベルで解析することで、患者特有のネオアンチゲン(がん特異的変異抗原 )となる可能性が高い変異を特定します。これらの同定されたネオアンチゲンを組み合わせることで患者ごとに最適化されたワクチンの設計が可能となります。患者ごとに最適化されたネオアンチゲンワクチンにより、患者の免疫システム自身が、がん細胞を正確に認識し、攻撃できるよう導くことがこの治療法の狙いです。
「ネオアンチゲン」が個別化がん免疫療法への道を開く
がん免疫療法 は、過去10年間でがんの治療を革命的に変え、患者の予後を大幅に改善しました。近年の免疫腫瘍学の進展により、がん細胞内の遺伝子変異をもとに発現する抗原が免疫を誘導し、がん細胞が排除されることが示されています。さらに、次世代シーケンサーの登場によって、がん患者ごとの詳細なゲノム情報を得ることができるようになりました。このゲノム情報をAIを用いて解析し、効果が最も高いと考えられるネオアンチゲンを予測することで、画期的な治療用ワクチンの製造が実現可能になってきました。

免疫を誘導する真のネオアンチゲンの予測を可能に
がんは無数の遺伝子変異を有しますが、免疫システムが標的にできる「真のネオアンチゲン」はごくわずかです。これらの真のネオアンチゲンは従来の免疫学的試験で特定することは難しく、手間も時間もかかります。それらに代わる機械学習ベースのin silico創薬も強力なアプローチとなり得ますが、現在のHLA 分子の結合予測だけでは不十分です。真のネオアンチゲンを予測するためには、現在の技術水準を超える新しい計算予測技術が必要とされています。

AIが抗原提示の予測に進展をもたらす
AIは抗原提示の予測だけでなく、免疫原性の予測という目標に向かって発展を遂げてきました。機械学習を用いた既存技術の課題を克服するために、NEC Bioは独自の研究開発を行い細胞表面での抗原提示を予測することで、免疫原性と臨床的有用性を持つエピトープ(抗原決定基)の自動選別を可能にしました。

個別化がん免疫療法への応用
NEC Bioのネオアンチゲン予測技術は複数の臨床試験ですでに使用され、免疫原性の高いネオアンチゲンを特定できています。

ネオアンチゲンとは?
ヒトの免疫システムは、抗原と呼ばれる特定のペプチドを認識して免疫応答を引き起こします。がんの遺伝子変異から発現する特異的な抗原は「ネオアンチゲン」と呼ばれ、潜在的な免疫システムの標的となることが報告されています。つまりネオアンチゲンは正常細胞には発現していないため、正常な組織を損なわずにがん細胞だけを攻撃する理想的なターゲットとなり得ます。

感染症
ユニバーサルワクチン
NECは特定の株や変異型に限定されず、幅広い株や病原体ファミリー全体に対して予防効果を発揮する、安全性の高いワクチン設計技術の開発を進めています。AIを活用し、病原体内に存在する共通要素を見つけ出し、共通する要素の最適な組み合わせを特定することにより、多くの人々に有効な免疫応答を引き起こす「ユニバーサルワクチン」の実現を目指しています。

